クラスの子供が赤白帽子を忘れたときは
赤白帽子(あかしろぼうし)って言う言い方があっているかどうかはわからないけど,体育の時に表裏が赤白の帽子をかぶるのは全国的な風潮なのでしょうか?
40人ぐらいのクラスだとして,体育の時に赤白男女別に4列に並べるのは軍隊かなにかからきているのでしょうか?
確かに管理しやすいのはいいですし,運動会の時にそのまま使えるのも便利です。
「体育の時は赤白帽子をかぶる」っていうのはごく普通の習慣だと思っていたのですが,最近はかぶらない子や,持ってこない子も増えてきていると聞きます。
女の子にとっては,かっこ悪い。男の子にとってはめんどくさい。
のかもしれません。
学校や教師が当然だと思っていたことが,当然ではなくなってきている世の中です。今後は体操着だって(体操着についての考察は後日書きます)
近い将来,体育の時の帽子は自由になるような気がしています。
でも,今はかぶることになっているのですからかぶらせたい。
できたら全員にかぶらせたい。
数年前なら
「他のクラスに借りてきなさい」
10年前なら
「赤白帽子がないなら見学」
なんてことが当然のことのように,まかり通ってきました。
さて,現在
赤白帽子を忘れてきた子にはどう対応しましか?
結論
レンタル赤白帽子を用意します。
100均に赤白帽子は売っています。
それを10個ぐらい用意して,教室の場所を決めて置いておきます。もちろん名前は,担任の名前を書いておきます。
「忘れたときには必ず担任に言う」
「言いに来るときは忘れたものをどうするかを含めて報告する」
この2点の約束事ができていたと仮定して
「〇〇先生」「赤白帽子を忘れたので貸してください」
この言い方で報告させます。
体育の時間には,これで全員が赤白帽子をかぶることができると思います。
体育の時間には,全員が赤白帽子をかぶっていることを褒めます。
(忘れた子がいなかったことを褒めるのではなく,忘れても,自分の力でなんとかしたことを褒めます)
これで,赤白帽子が今後そろう確率が大幅アップです。
体育の終わりには,借りた子供たちの中には,こんな風に言いにくる子もいるかもしれません。
「先生,使った赤白帽子はどうしたらいいですか?」
こう答えます
「すごく汗をかいたなら家に持って帰って洗濯してきて!そうでもないなら返しておいてね」
ほぼ,全員が持ち帰ることはしません。赤白帽子を持ってこない家の家庭は,なかなか洗濯などをまめにしてくれる家庭ではないのかもしれません。