学級経営駆け込み寺

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新出漢字の覚え方

小学生で習う漢字は1026文字です。

3年生以上は毎年200字程度の漢字を学習していきます。

 

 

自分は子供の頃,漢字の学習が大嫌いでした。

学校ではどのように習ったのかは全く記憶がありません。

 

ただ,家に帰ってからの宿題で漢字が出ると嫌で嫌で仕方がありませんでした。

一つの漢字を30個書くとか何行分書くとか,先生に言われたので仕方なくやっていましたし,それが漢字の学習なんだろうなと信じていました。

ところが,漢字のテストになると全く覚えていないのです。

「自分には漢字を覚える才能がないのかな」

「自分は記憶がないのかな」

などと,自己肯定感は落ちるばかりです。

今思えば,あの学習法,あまり意味がなかったような。

ノートの1列ずつ漢字を書いていくのですが,子供なりに工夫して書いていました。

 

まずは「へん」を縦にずっと書いていく

次に「つくり」をずっと書いていく

 

これが,一番効率的で,速度もあがるし,終わり次第遊びに行ける

そう思っていました。

ところが,最大の欠点があったのです

 

「覚えられない」(笑)

 

今は,新出漢字を学習するときには,次のように話して指導しています

 

新しい漢字を覚えるとき たくさん書いただけでは覚えられません

人間のいろんな感覚を働かせると,しっかり覚えられます

 

覚え方で大事なのは声を出しての「そら書き」です

 

そら書き

先生と一緒に,黒板に書いた文字に対して,人差し指を向けながら,声を出して空書きしていきます。

例えば「山」という漢字を学習するとして,

「いち,にーい,さん,やま!」

と,大きく指を動かして,そして大きな声でやります。

目と指と声と,そして脳と フル回転させることによって覚えることができます。

 

その後,子供たちの様子をみながらいろんなバリエーションでやります

「先生と一緒に!」

「先生はやらないので皆さんだけで!」

(漢字の一部を隠して)「皆さんだけで!」

「自信がある人だけ目を閉じて」

「この列の人だけ」

(黒板の文字を少しずつ消しながら)「皆さんだけで!」

 

などと,次々とやっていきます。

ある程度できるなと思ってから,漢字ドリルに指でなぞり書きをさせて,その後書かせます。

 

この指導を毎日少しずつやっていきます。一日2個でもいいですし,一日おきに4個でもいいでしょう。漢字だけは早めに終わらせておき,その後はミニテストなどで練習を続けることによって,相当漢字の力はついていきます。以前2年間担任したクラスでは,漢字テストはほぼ全員が90点以上でした。

 

指導の要点は

目をつぶって指書きできるようになるまでは書かせない

 

ということになります。

もちろん,子供たちの能力には様々な個性がありますので,融通を聞かせたり,方法を多少変更して飽きが来ないようにする必要はあるかもしれません。

 

子供たちも,点数がとれてくると,やる気もでてきますし,どんどん新出漢字を覚えようと努力を始めます。

予習として家でそら書きをしてくる子。漢字ドリルを何回もやる子。

 

子供たちが,自分にあった方法で学習するというのが一番いいとは思います。でも,学校での漢字学習のスタートはある程度,固定してやったほうがいいと思って指導してきました。

 

ではまた!

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漢字ドリル